
年齢を問わず、眼に関して不安をお持ちの方、家族が最近まで通院をしていたが通院困難になった、在宅医療を受けている、又は寝たきりで目の不調を訴えている等、ご心配ごとがございましたら一度お問い合せください。当院では必要に応じて往診も行っておリます。
近年、正しいコンタクトレンズの利用法を把握しないまま、トラブルに見舞われている方が多く見受けられます。 当院では、そのような事を末然に防ぐため適切なアドバイスを心がけてきました。初めてコン夕クトレンスをご使用でお困りごとがございましたら、お気軽にご相談ください。

*診察は9時からですが、8時頃から玄関を開放し、受付名簿に名前を記入してお待ちいただけます。
*エレべ一夕一もございますので、 車イスの方や足の不自由な方も安心してご来院いただけます。
現在、日本で近視のお子様が爆発的に増えています。
これはスマホやゲームの発達だけでなく、外遊びの時間が減ったためとも言われています。 実際、屋外での活動をすることで近視進行を抑制するというデータがあり、これは紫外線への暴露が関係していると考えられています。
ただ、青森県は日本でも日照時間がかなり短く、冬は雪が降り、さらに昨今の熊被害なども考えると簡単にはお子様を外で遊ばせられない現実もあろうかと思います。 そこで、眼科で近視の進行を抑制できればと考え、当院では治療を積極的に取り入れています。 しかし残念ながら、日本では近視抑制の治療について保険適応されたものはありません。
メガネをかけたくないという整容的な目的だけでなく、実は近視は網膜剥離や緑内障など怖い病気を合併し日本の失明の原因の第3位に位置しており、エビデンスのある治療は多数開発されています。 当院ではその中でも効果の高いものを提供しております。
私たちの目は入ってきた光が角膜や水晶体で屈折し、網膜で像を結ぶことにより、見えています。
近視が進行する際、この網膜の位置が後ろにずれてしまうため、近くのものは見やすいけど、遠くのものは見えにくいという状態になります。 この網膜が後ろにずれてしまうのは眼球が成長に伴って伸びる(眼軸長が伸長する)ためと考えられています。
眼球が伸びて近視になるだけでなく、網膜も伸びますので網膜も破れやすくなり、網膜剥離などを起こしやすくなります。 それだけでなく伸びたことにより視神経が圧迫され、緑内障にもなりやすくなることが知られています。
全国的に日本の近視人口は非常に増加しており、小学生入学前から眼軸が長い方がいます。 中には治療によってこの眼軸長がわずかに短くなる方もいらっしゃいますが、基本的には治療の効果は眼軸長の伸長を抑えることが基本です。
したがって、早期に発見・治療介入することが重要です。 学校健診で受診を勧められたらまずは当院へお越しください。
現在効果が見込める近視抑制の治療は3通りあります。
①低濃度アトロピン点眼、②オルソケラトロジーというコンタクトレンズ、③レッドライト治療です。
以下に詳しくご説明します。
①低濃度アトロピン点眼
アトロピンとはもともとは主にお子さんに使われる散瞳・調節麻痺薬です。散瞳と調節麻痺の2つの効果があります。
散瞳とは瞳孔が開くことを意味し、その結果、眩しく感じることが多いです。 そして調節とは人間に備わっているレンズのピント調節機能です。レンズの厚みがずっと同じだと基本的にある一定の距離しかピントが合いません。 でも私たちは様々な距離の物を見るときに自分から近づいたり、離れたりしないと思います。 これは調節という機能によってレンズの厚みが変化します。
アトロピンはこの調節を麻痺させる作用も持ちます。 余談ですが、ピント調節の機能が衰えることを老眼と呼び、老眼の方は近づいてみたり、メガネを外してみたりします。 散瞳と調節麻痺の説明をしましたが、アトロピンがどうして効果があるかというと、この調節麻痺によると考えられています。
眼軸長の伸長と調節をどれくらいするかが相関関係にあるというデータが出ているためです。 原液のアトロピンだと散瞳の効果が強すぎて日常生活を送れないため、低濃度に薄めて眩しいなどの副作用が極力出ないようにした点眼液が低濃度アトロピンです。 2025年、日本初承認のリジュセアミニという点眼が発売され国産志向の患者様も安心な治療法となりました。
②オルソケラトロジー
患者様からは人気の治療です。 寝てる間に特殊なコンタクトレンズを装用し、起きたら外します。
このオルソケラトロジーがなぜ近視抑制に有効かというと以下の3つの理由が挙げられます。
角膜の平坦化、それによる軸外収差理論、高次収差理論の3つです。
まず角膜の平坦化ですが、オルソケラトロジーはコルセットのようなコンタクトレンズで寝てる間に装用すると角膜を押して、平らに近づけます。そうなると角膜での光の屈折は少なくなり、それだけで近視は軽減されます。
次に軸外収差理論ですが、メガネをかけると近視が進むといった話を聞いたことはありますか? これは網膜の中心部ではピントが合っていますが、網膜の周りでは網膜の後ろでピンとを結び、この部分は遠視の状態です。それを体が感知し、より目を伸ばして遠視を解消しようとして眼軸が伸びた結果、近視が進みます。
これとは逆にオルソケラトロジーにより角膜の真ん中のみが平坦化すると網膜の周辺部は逆に網膜の前にピントが合っていて、近視の状態になります。この状態を保つことで近視の進行を抑制できると考えられています。
最後に高次収差理論ですが、角膜の真ん中が平坦になり角膜周辺部がそのままであることから、角膜の中でも場所によって度数が変わるということが起きます。 そうすると多くの距離に調節をせずピントが合いやすくなるので、その結果眼軸長伸長を抑制します。
③レッドライト
これは最も最新の治療で、1番手間がかからず、わかっている範囲で非常に良い治療成績をあげています。
1日2回、1回3分で週5回、ご家庭で機械を貸し出し、赤い光を見てもらいます。 痛みはありませんし、治療後見え方の変化を訴える患者様も非常に少ないです。
新しい治療法なのでまだまだ治療成績の研究は必要ですが、近視進行を強く抑制し、時に近視を改善させることもあります。 今までの治療で効果がなかった強い近視の患者様にも効果があると言われています。